シンガポールの生地事情とは?


実は私、シンガポールの生地屋さんと仲良しです。
シンガポールの生地屋さん?シンガポールに生地を織る工場なんかないでしょう?と思われる方も多いと思います。

はい、シンガポールに生地を織る工場は恐らくありません。しかし、生地マーチャントはあるんです。生地マーチャント?

生地マーチャントとはデザインを外部の工場に発注し、生地を卸す形態の生地ブランドのことを言います。(ヨーロッパだとスキャバルやドラッパーズ)

 


シンガポールの生地マーチャントって言われても全然想像がつきませんでしたが、実際に現地まで行き、生地マーチャント会社の経営者に話を聞いてビックリ!(めちゃめちゃ面白い!)
新規開拓は堪まらなく面白いのです♪

因みに私がバイイングや取引を始める際には、取引する”商品やモノ”はもちろん、”どんな人がどんな想いで作っているか”という事が同じくらい大事なのです。


そして、彼がシンガポールの生地マーチャント会社の社長であるビシャル。
私よりも少し若い3代目社長。
シンガポールらしく英才教育で育ったプレップな雰囲気で、会社を次ぐ前は名門外資系金融企業のエリートサラリーマンだったとか。
3ヶ国語を巧みに操るビシャルは、正にグローバルビジネスマンといった感じで、かなりイケていますが高飛車な感じはなく、どんな相手に対してもリスペクトを忘れないナイスガイ。

 


肝心な生地は?というと、東南アジアの気候にマッチしながらもヨーロッパの生地を長年取り扱ってきた経験やセンスが活かされたとても素晴らしいラインナップ。

 


そんな中で、私が1番注目したのは多言語を話せる彼らがインドや中国のミルとコミュニケーションを重ね、別注した生地のシリーズ。(特にウォッシャブルウールと高級感のあるドレス仕様のリネンの生地コレクションは圧巻!)

 


今後彼らのバンチ(服地の見本帳)の中で私が選んだ生地には、『EASTSIDE』というネームを付け、我々が日本で販売していく事が決まりました!

だいぶ気が早いですが、、来年2025年春夏は『EASTSIDE』の生地に大注目です!!

All Summer Long♪

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